Books

Miyauchi, T., Fukunaga, M. (eds) Adaptive Participatory Environmental Governance in Japan: Local Experiences, Global Lessons をSpringer社より刊行しました。日本における自然資源管理、里山保全活動、森林のリクリエーション利用、農業用水、生物多様性保全、獣害対策、福島避難民支援、再生可能エネルギー、流域連携、気候変動などの豊富な事例から、ボトムアップで順応的な環境ガバナンスのあり方を論じています。宮内泰介・福永真弓編。執筆者:平野悠一郎、田代優秋、松村正治、鈴木克哉、西城戸誠、丸山康司、菊地直樹、富田涼都、佐藤哲、Leslie Mabon、平井太郎、三上直之他

宮内泰介・上田昌文『実践 自分で調べる技術』(岩波新書)を2020年10月に刊行しました。宮内『自分で調べる技術』(岩波アクティブ新書, 2004年)の全面改訂版です。

 

目次詳細

プラス1ピースの読書会 第13回『実践 自分で調べる技術』


冊子『奄美大島 打田原の生活誌 : やま・さと・うみのいとなみ』(金城達也・寺林暁良・宮内泰介・和田昭穂)を発刊しました。奄美大島の奄美市笠利町にある打田原(うったばる)という小さな集落における自然と人とのかかわりについて詳細な生活誌です。北海道大学HUSCAPからPDFをダウンロードできます。http://hdl.handle.net/2115/81413

関連記事:奄美新聞2021年6月6日「環境文化型、どう継ぐ?」

 

ブックレット『聞き書き いりこづくり海辺から』(藤林泰・宮内泰介・金城達也編)を発刊しました。山口県の浮島、長崎県の佐世保市小佐々町神崎地区および雲仙市南串山で、それぞれイワシ漁業・煮干し(いりこ)加工に長年たずさわる3人の方の聞き書きです。

北海道大学HUSCAPからPDFをダウンロードできます。

http://hdl.handle.net/2115/79807

 


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科研・基盤Aの新しい研究プロジェクトが始まりました。コミュニティを「コミュニティ実践community practices」によって日々生成されるプロセスとしてとらえ、個人にとっての重層的なコミュニティのあり方を考えます。

こんなことを書いてきました【書籍・論文等一覧】

書籍、論文、エッセイなどのリストです。一部全文が読めます。



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Books

宮内著『歩く、見る、聞く 人びとの自然再生』(岩波新書)を2017年2月に発刊しました。

 

歩いて、見て、聞いたさまざまな現場から、自然とは何か、自然を守るための社会的しくみはどのようなものか、どうすれば多様な価値の中で合意できるのか、についてわかりやすく書きました。

研究紹介(いいね!Hokudai)


Books

宮内編『どうすれば環境保全はうまくいくのか-現場からの「順応的ガバナンス」の進め方』(新泉社)を2017年3月に発刊しました。環境保全の政策や活動をボトムアップで持続的に進めるにはどうすればよいのかわかりやすく、かつ実践的に論じました。

 

 

研究紹介(文学研究院サイトLab.letters)


研究紹介(人文学カフェ)

研究紹介(日本ジオパーク大会講演)



Misc

安保法案に反対する北海道大学有志の声明

安保法案に反対する北海道大学有志の声明を出しました。

NPO法人さっぽろ自由学校「遊」


市民の学びの場、さっぽろ自由学校「遊」です。


[連載]フィールドワークな日々

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2022年

6月

25日

【90】ややこしい人たちと社会について

エリザベス・ストラウトのピューリッツァー賞受賞小説『オリーヴ・キタリッジの生活』(早川書房)には、米国の田舎町の、ごく普通の、とてもややこしい人たちが、数多く登場する。オリーブという元高校教師の主人公も、その中の一人として、皮肉屋で、強情で、しかし悲しみを背負った人生を送っている。そんな、なにかしらの困難と悲しみと喜びを背負った人びとが次々に登場し、複数の物語が紡がれるこの小説は、米国で広く人気を博した。

 

この小説に接したとき、最初、登場人物たちの「ややこしさ」「しょうもなさ」が、我が身を見せらるようで、読むのが少しつらかった。しかし読み進めるうちに、一人ひとりが、かけがえのない、いとおしいものとして読めてきた。

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2022年

3月

16日

【89】山鹿順子さんのこと

若いころに東京でお世話になった山鹿順子(ふりがな/やまかじゅんこ)さんが八五歳で亡くなってから、一年経つ。山鹿順子さんは、初期のころからアジア太平洋資料センター(PARC)にかかわっていた一人で、そののち翻訳会社「リングァ・ギルド」を立ち上げ、晩年は横須賀で反戦運動にかかわっていた、という人だ。

 

一九三五年に朝鮮半島で生まれた山鹿さんは、戦争が始まる前に日本に引揚げ、戦後、障害児の施設で働いた。一九六〇年代には、ソーシャルワーカーのための国際プログラムに参加するためアメリカに渡り、帰国後ベトナム反戦運動にかかわったあと、一九七一年に再び渡米して大学院で社会福祉を学ぶ。再び帰国したころ、生まれたばかりのアジア太平洋資料センター(PARC)にかかわりはじめた。さらに、漁民研究会、エビ研究会(鶴見良行さん、村井吉敬さんら)などにもかかわり、そして、僕が山鹿さんに出会う「自主講座」のメンバーでもあった。

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2021年

11月

17日

【88】学生たちの調査実習

九月下旬、学生たちを道北の中頓別町に連れていき、調査実習を実施した。毎年恒例の学生調査実習だが、昨年はコロナ禍で実施できず、今年も七月実施予定だったのを二回延期して、ようやく実施することができた。

 

調査実習って何をするの? 私のゼミの場合は、ほとんどがインタビュー。中頓別町では、三日間で十二組十八名の方にインタビューした。町役場職員、鹿肉加工業者、酪農家、コミュニティ銭湯経営者、まちづくり協議会メンバー、森林組合組合長、認定こども園園長、「自然学校」職員、元地域おこし協力隊の菓子店経営者など、多彩な人びとが相手だった。

 

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2021年

7月

07日

【87】スコットランドのコミュニティ政策に注目する

周知の通りスコットランドは、一九九九年以来自治政府をもち、議会をもっているが、その議会選挙がこの五月に行われた。スコットランド民族党(SNP)が今回もまた勝利し、公約通り二回目の独立の住民投票を行うことを宣言したことは、日本でも報道された。二〇一四年に行われた一回目の住民投票では独立賛成派が負けたが、その後イギリスのEU離脱を受け、もともと親EUのスコットランドでは、二回目の住民投票をという声が上がっていた。ちなみにスコットランド民族党は、北欧型の社会民主主義を目指す政党、ととりあえず言える。

 

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2021年

4月

22日

【86】大江正章さんのこと

昨年十二月、大江正章(ただあき)さんが肺がんで亡くなった。享年六十三。出版社コモンズの代表であり、アジア太平洋資料センター(PARC)の共同代表でもあった。

 

僕は一九九〇年ごろに大江さんに出会っている。しかし、学陽書房の編集者として大江さんが編集した本には、そのずっと前から馴染んでいた。僕のまわりでも、大江さんが編集した本に影響を受けた、という人は少なくない。

 

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2020年

12月

17日

【85】ライフストーリーの力

オーストリアの作家ローベルト・ゼーターラーの『ある一生』は、一九世紀末に生まれた主人公、アンドレアス・エッガーの一生を描いた物語。エッガーは、子どものころ養父からの体罰で片足を引きずるようになり、その後戦争、抑留、結婚と死別などを経験し、生涯の多くの時間を孤独の中で過ごす。とくにドラマチックなストーリー展開があるわけでもないこの小説は、しかし、深く心に染みる。「雪解けが始まるころ、(中略)岩の上に寝転んで、背中に石の冷たさを、顔にはその年最初のあたたかな陽光を感じるとき、エッガーは、自分の人生はだいたいにおいて決して悪くなかったと感じるのだった」。

 

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2020年

10月

22日

【84】自分で調べる技術

岩波新書から出したばかりの『実践 自分で調べる技術』という本は、二〇〇四年に出した『自分で調べる技術』(岩波アクティブ新書)の全面改訂本だ。『自分で調べる技術』は、ずいぶん長い間読まれた本で、ぼくが出した本の中ではいちばん売れた本だ(他の本があまり売れなかっただけだけれど)。とはいえ、書かれている情報が古くなってしまい、改訂の必要に迫られていた。

 

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